食事以外で中性脂肪を下げる方法。1日たった20分で大丈夫!
会社の健康診断で医師から「中性脂肪の値が高い。今すぐ下げないと病気になるよ!」と言われてしまった・・・。
中性脂肪の値を下げるには食事の改善が重要ですが、主食を減らしたり、油ものが食べられなかったりするのは正直ツラいですよね?
そこで、今回は「食事以外で中性脂肪を下げる方法」について詳しくお伝えします。
中性脂肪の値が高いとなぜいけない?
中性脂肪の値が高いとなぜいけないかご存じですか?
中性脂肪とは、簡単に言うと「エネルギーの貯金箱」です。
人間の体は食べた物をエネルギーにして動いていますが、エネルギーが余るとそれを中性脂肪にして脂肪細胞という貯金箱に貯金しています。
そして、エネルギーが無くなった時にその貯金をおろして使うんです。
ですが、余った中性脂肪が体の中で増えすぎる(中性脂肪の値が高くなる)と、動脈硬化が進行してしまう危険があります。
動脈硬化とはつまり、血管の老化です。
動脈硬化を起こすと、ゴムホースのように伸縮自在だった血管がガラス管のようにカチカチになり、ひび割れしたり、詰まったりしてきます。
それが頭に起こると脳卒中、心臓に起こると心筋梗塞という深刻な病気を引き起こします。
ですから、動脈硬化(血管の老化)を起こさないように中性脂肪の値を正常な状態に保つことが必要なんです。
※ 中性脂肪の基準値(上限)は、50以上 ~ 150 mg/dL未満(基準値は検査機関によって異なる場合があります)です。
中性脂肪が増える主な原因
それでは中性脂肪はどうして増えてしまうんでしょう?
中性脂肪が増えてしまう主な原因をお伝えしますので、思い当たる事柄がある方は改めるようにしてください。
①早食い
よく噛まずに急いで食べると中性脂肪の材料(糖質)が体内で急激に増えるため、中性脂肪が大量に作られてしまいます。
一般的に中性脂肪が増えるのは食事から数時間後です。
②フルーツ
健康に良いというイメージがありますが、フルーツは中性脂肪に関して言えば、あまりおすすめできない食べ物なんです。
その理由がフルーツの甘み成分である果糖です。果糖は他の糖質よりも中性脂肪になりやすいと言われています。
③アルコール
一見、中性脂肪とは関係無さそうですが、肝臓はアルコールの分解を優先させるため、脂肪の分解が後回しになり、結果的に中性脂肪が溜まってしまうんです。
アルコールの適量はビールなら500ml、日本酒なら1合、ワインなら200mlです(人によって個人差あり。
④炭水化物
炭水化物を食べ過ぎると、中性脂肪の値が高くなってしまいます。
⑤脂
血液に入るとすぐに中性脂肪になります。食べて1時間ぐらいで中性脂肪の値はすぐ上がります。
唐揚げなどの脂は食べてから30分~1時間ほどで中性脂肪に変わります。
中性脂肪の数値が基準値オーバーの方はゆっくり食事することを心がけ、炭水化物、フルーツ、アルコールを控えるようにしましょう。
中性脂肪を楽に減らすことができる物質を発見!
最近、運動する、筋肉を動かす、正確には筋肉を縮めることによって若返りをはじめ、体に色々いい事をしてくれるホルモンのような物質が分泌されることが科学的に分かってきました。
それをまとめてマイオカインと言います。
マイオカイン研究の第一人者の藤井博士(首都大学東京 教授)が注目する物質が活性化すると、中性脂肪を楽に減らすことができると言います。
中性脂肪の値を下げるのに役立つ物質とは、AMPキナーゼと呼ばれる酵素です。
これまでは血糖値を下げるメカニズムはホルモンとしてのインスリンしか知られていませんでした。
AMPキナーゼはインスリンとは全く別のやり方で血糖値を下げてくれます。
普段はスイッチがオフになっていて何もしていませんが、いったんスイッチがオンになって働き出すと筋肉の細胞の中から働きかけて血液中の糖を抜き取ってくれるんです。
その結果、糖が中性脂肪に変わりにくく血液の状態も改善するんです。
インスリン以外で血糖値を下げる物質があると証明したのは90年前、インスリンが発見されて以来の快挙です!
食事以外で中性脂肪を下げる方法
では、普段は眠っているAMPキナーゼを目覚めさせ、血糖や中性脂肪を効率よく減らす方法は何でしょうか?
それは“運動”です。
AMPキナーゼは筋肉を使うことで細胞内のエネルギーが減ってくると目を覚まし、活動し始めます。
「でも、運動は苦手だし・・・。」という方でも大丈夫!
50%の力で運動したとしても、20分ぐらい運動すると、AMPキナーゼが活性化するという報告があるんです。
しかも、運動は連続した20分ではなく、1日合計20分でOKなんです。
AMPキナーゼを活性化させるおすすめの運動は以下の通りです。
①自転車(サイクリング)
電動アシスト自転車でもOKです。
②エアロビクス
全身の筋肉を使う有酸素運動のため、AMPキナーゼを効率よく活性化されます。
自宅でやるなら、ステップエクササイズ(踏み台昇降運動)がおすすめです。
体の中で特に大きい太ももの筋肉をよく使うため、AMPキナーゼを効率よく活性化できます。
これをちょっとした空き時間に行えばOKです。
これに加えなるべく階段を使うなどしてトータルで20分を目指せば、AMPキナーゼは活性化します。
③子どもと遊ぶ
子どもと遊ぶのは全身運動でけっこう筋肉を使います。楽しみながらAMPキナーゼも活性化できます。
④建物内の移動はなるべく階段を使う
建物内の移動はエレベーターをなるべく使わず、1階上がる時は階段で上がり、2階下りる時も階段で降りる。これを習慣にしてしまいましょう。
この他にも布団干し、掃除、床の拭き掃除など、普段の静かな生活にプラスαした家事を多く加えてあげることでAMPキナーゼを活性化させることは可能です。
ポイントは軽くても良いので体を動かすこと。それだけでもAMPキナーゼはちゃんと活性化します。
日常の生活でなるべく体を動かす時間を増やすことで血糖値を下げ、中性脂肪の低下にもつながると考えられます。
自分に合った方法で筋肉を動かしてAMPキナーゼを活性化しましょう。
特に食べてからすぐ運動するのがおすすめです。箸を置いたらすぐ動くようにしましょう。
食べてからすぐ運動すると、血糖値も中性脂肪値も上がりにくいとされています。
血中中性脂肪を低下させるトクホ(特定保健食品)
中性脂肪の値を下げるには毎日20分の運動と合わせて食事にも気を付けることが大切です。
イワシやサバなどの青魚に含まれているEPAやDHAには中性脂肪を減らす効果があることはよく知られています。
ですから、中性脂肪の値が気になる方には青魚がおすすめなんですが、魚が苦手だったり、毎日魚を摂ることが難しい方も中にはいらっしゃるでしょう。
そんな方にはEPAとDHAが手軽に摂取できるドリンク「イマークS」(特定保健食品)がおすすめです。
ヨーグルト風味で、魚が苦手な人も飲みやすくなっています。
1日1本(100ml)、4~12週間の継続飲用で、ヒト実験の結果、血中中性脂肪がを約20%が低下したという報告もあります。
1本にEPAとDHAが合わせて860mg含まれていて、厚生労働省が発表している1日の摂取量の約8割を摂ることができます。
お試しセット10日分が1,000円(税別)+送料無料で試すことができますので、興味のある方は一度公式WEBサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか?
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「食事以外で中性脂肪を下げる方法」についてお伝えしました。
血液中の中性脂肪が増えてしまうと動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞といった深刻な病気にかかってしまう恐れがあります。
今回ご紹介した方法を参考にしていただいて、中性脂肪を正常な値に下げる努力を続けていきましょう。